目次
バックホーとは?

バックホーは、国土交通省の工事仕様書や積算資料などでも「油圧ショベル」として分類されており、掘削半径や作業範囲、バケット容量、安定度といった性能指標で評価されます。都市土木工事から農業土木、小規模な造成工事まで適用範囲が広く、建機レンタル会社の保有台数でも中核的な存在です。近年ではICT建機として3Dマシンガイダンスやマシンコントロールを搭載したモデルも増えており、設計データに基づいて法面角度や仕上がり高さを自動補正しながら掘削できるようになるなど、施工の高度化・効率化にも大きく貢献しています。
バックホーの特徴
関節構造を持つ油圧リンクにより、掘削軌道を微細調整できる旋回型建機です。アタッチメント交換(ブレーカー・グラップル等)により用途転換が可能で、油圧制御は荷重変動に応じた補償機能を備えます。旋回体は360度回転し、狭所でも積込方向を選ばず稼働できる設計です。
バックホーの名称の由来
もともと土木分野では、ワイヤーでバケットを前方に引き出す「ドラグショベル」など複数の掘削機構が存在していました。その中で、油圧シリンダーを使ってブームとアームを動かし、自機側へ土を引き寄せる方式が普及したことで、「バック(後ろ側)に掘るショベル」という意味合いからバックホーという呼び名が広まりました。呼称自体は俗称に近いものの、国内では油圧ショベルの代名詞として定着しており、現場でも正式名称とほぼ同じ感覚で使われています。
バックホーと混同しやすい名称の違い
実務の場では、仕様書や見積書などの正式な文書では「油圧ショベル」、現場会話では「バックホー」「ユンボ」「ショベルカー」などが混在するケースが少なくありません。メーカーやレンタル会社のカタログでは、機種名の前に「油圧ショベル」と明記しつつ、説明文中でバックホーという一般的な呼び方を併記するなど、利用シーンに応じて使い分けられています。用語を整理する際は、「技術的な分類名としては油圧ショベル、歴史的・商標的背景を含む通称としてはユンボ、現場の口語としてはバックホー・ショベルカー」といった整理で捉えると混乱を防ぎやすくなります。
いずれの呼称も、機械そのものの基本構造が大きく異なるわけではなく、「いつ・どのメーカーがどの市場で普及させたか」という歴史的な背景や、商標の一般名詞化によって生まれた言葉です。そのため、図面・仕様書などの正式な場では油圧ショベルという名称を使いつつ、現場でのコミュニケーションでは相手に伝わりやすい言い方を選ぶ、といった使い分けが行われています。
1:ドラグショベル
昭和期に用いられた牽引式掘削機の旧称で、バックホー以前の掘削方式に位置付けられます。
2:油圧ショベル
建機分類上の正式名称であり、油圧ポンプ圧によりブーム・アーム・バケットを駆動させる掘削基幹機です。
3:ユンボ
フランス系メーカー商標に由来し、一般名詞化した掘削機呼称です。
4:ショベルカー
自動車型掘削機を指す広義称であり、法令上の明確な区分は設定されていません。
5:パワーショベル
土木施工文脈で普及した旧称で、油圧ショベル導入以前の呼称体系に位置付けられます。
機種によって呼称が違うって本当?
日本国内では、官公庁の仕様書や積算要領で油圧ショベルという正式名称が統一されている一方、海外では「エクスカベータ」や「バックホー・ローダー」など別の呼称が主流の地域もあります。また、メーカーごとにシリーズ名称やブランド名が異なるため、ユーザー側は「カタログ上の正式名称」と「現場での通称」が二重構造になりやすいのが実情です。こうした背景から、同じ機械を指していても国やメーカー、業界ごとに表現が揺れやすく、「機種によって呼び方が違う」と感じられる状況が生まれています。
トラックのことなら「シグマインターナショナル」
バックホーをはじめとする建設機械の輸送や積載計画、現場導入時の安全手順策定まで一括でサポートしています。特に、アタッチメント別の車幅・全高・軸重を考慮した積載設計や、法定積載寸法・誘導員配置・通行ルート計画といった実務面を含めて調整できる点が強みです。搬入と搬出を別事業者に分断せず、現場工程と連動させることで、待機時間や機械遊休を抑え、生産性の高い稼働スケジュールを組み立てることができます。現場状況に合わせ、解体・造成・配管工事など用途別に最適な建機組み合わせも提案可能です。
まとめ
呼び方の違いに目を向けることで、その建機がどの時代にどの市場で普及してきたのかといった産業の流れも見えてきます。バックホー=油圧ショベルという関係を押さえたうえで、用途や現場に合った機種・仕様を選定すれば、施工効率だけでなく安全性やコスト面でも最適な重機運用につなげることができます。

0120-66-1742


2026.01.20
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