コラム
4tトラックの車両寸法・荷台寸法・全長・価格・必要な免許を徹底解説
2025.10.29

4tトラックの車両寸法・荷台寸法・全長・価格・必要な免許を徹底解説

物流・建設・引っ越しなど、幅広い業種で活躍する「4tトラック」。中型トラックとしての扱いやすさと積載力のバランスが人気の理由ですが、実際の車両寸法や荷台サイズ、価格帯、必要な免許の違いは意外と知られていません。本記事では、代表的な4tトラックの寸法・種類・価格相場・免許条件をわかりやすく解説します。中古車選びや買い替えの参考にも最適です。

4tトラックとは?

4tトラックとは、最大積載量が約4トン前後の中型トラックを指します。車両総重量は約8トン未満が一般的で、都市部でも取り回しやすく、小型よりも積載量を確保できるのが特徴です。主に配送業、建設資材運搬、引越し業者などで多く利用されます。

4tトラック(ウイング)の車両寸法一覧

4tトラックの中でも代表的なボディタイプのひとつが「ウイング車」です。最大積載量が約4トンの中型車クラスに分類され、荷室を左右に開いてフォークリフトでの積み降ろしがしやすい構造となっています。以下は、一般的な4tウイング車の外寸および内寸の目安です。

外寸(車両全体)

種類 全長 全幅 全高
ワイドウイングの場合 約860cm前後 約250cm 約355cm前後
標準ウイングの場合 約860cm前後 約230cm前後 約355cm前後

内寸(荷室寸法)

種類 荷室長 荷室幅 荷室高
ワイドウイングの場合 約620cm 約240cm前後 約240cm前後
標準ウイングの場合 約620cm 約222cm前後 約240cm前後

上記は、いすゞ・日野・三菱ふそうなど主要メーカーの中型ウイング車(積載約4トンクラス)の一般的な寸法の目安です。車種や年式、ボディメーカーによって若干の違いがありますので、実際の車両仕様は個別に確認が必要です。

4tトラックにおけるナンバープレートに関する規定

4tトラックは用途や構造によって、1ナンバー・4ナンバー・8ナンバーなど異なる分類が存在します。ここでは代表的な「1ナンバー」「8ナンバー」について詳しく解説します。

1ナンバーの4tトラックの規定

1ナンバーは「普通貨物自動車」を示すナンバーです。関東陸運振興センターの分類では、貨物の輸送を主目的とする車両で、最大積載量が一定以上のトラックが該当します。車検は1年ごとに必要で、事業用・自家用を問わず営業用途として登録されます。

8ナンバーの4tトラックの規定

8ナンバーは、特種用途車両を意味します。国土交通省の定義では、特定の目的(例:冷凍車・高所作業車・クレーン車など)に改造された車両が該当します。8ナンバー登録の4tトラックは、構造変更が伴うため車検間隔は1年で、改造内容に応じて自動車税額も異なります。

4tトラックを運転するために必要な免許

4tトラックを運転するためには、車両総重量・最大積載量・乗車定員に応じた免許が必要です。以下の表に主要な免許区分をまとめました。

免許種類 運転できる車両総重量 最大積載量 取得可能年齢 主な対象車種
普通免許 ~3.5t未満 ~2t未満 18歳~ 小型トラック・バン
準中型免許 ~7.5t未満 ~4.5t未満 18歳~ 小型・一部4t車
中型免許 ~11t未満 ~6.5t未満 20歳~ 一般的な4t車
大型免許 ~無制限 ~無制限 21歳~ 10t・大型車

平成29年以降の普通免許では4tトラックを運転できません。業務で使用する場合は準中型免許以上が必須です。中古の4t車は旧規格(車両総重量8t未満)も多く、年式によって運転可能な免許が異なる点に注意しましょう。

4tトラックの代表的な車種

4tトラックには、各メーカーが多彩なモデルを展開しています。以下では主要6車種を取り上げ、車両寸法・荷台寸法・積載量の目安と、それぞれの特徴・おすすめポイントを紹介します。

いすゞ フォワード 平ボディ

いすゞ フォワード 平ボディ

特徴
堅牢なシャーシと安定した走行性能で、重量物輸送に最適。荷台長5.3mとバランスの良いサイズで、汎用性が高い。

おすすめポイント
建築資材や機械運搬など、多用途で使いやすい定番中型トラック。

型式PKG-FRR90S1
車両寸法長さ729cm 幅227cm 高さ250cm
荷台寸法長さ530cm 幅210cm 高さ81cm
最大積載量3,450kg
車両総重量7,960kg

日野 レンジャー セーフティーローダー

日野 レンジャー セーフティーローダー

特徴
スムーズな積み降ろしを実現するローダー仕様。車両回送や重機輸送に強みを持つ。

おすすめポイント
荷台長6.5mで大型車両も積載可能。信頼性の高い日野エンジンで長距離輸送にも安心。

型式ADG-FC7JJWA
車両寸法長さ836cm 幅231cm 高さ243cm
荷台寸法長さ650cm 幅230cm
最大積載量3,400kg
車両総重量7,970kg

三菱ふそう ファイター ダンプ

三菱ふそう ファイター ダンプ

特徴
力強いトルクと耐久性で土砂・建設現場向けに最適。小回りの利くボディサイズも魅力。

おすすめポイント
高い積載性能(3.5t)と堅牢な足回りで、現場作業に強いダンプの定番。

型式2PG-FK71F
車両寸法長さ539cm 幅223cm 高さ252cm
荷台寸法長さ341cm 幅206cm
最大積載量3,500kg
車両総重量7,985kg

UDトラックス コンドル 冷凍バン

UDトラックス コンドル 冷凍バン

特徴
大容量冷凍バン仕様で、低温・定温輸送に対応。断熱性に優れたボディ構造。

おすすめポイント
荷室高2m超で積載性抜群。食品・医薬品輸送など温度管理が必要な配送に最適。

型式TKG-MK38L
車両寸法長さ843cm 幅249cm 高さ335cm
荷台寸法長さ628cm 幅232cm 高さ206cm
最大積載量2,550kg
車両総重量7,990kg

トヨタ ダイナ アルミウィング ※注

トヨタ ダイナ アルミウィング

特徴
軽量設計と高燃費性能が魅力の中型ウィング車。都市部配送にも扱いやすいサイズ感。

おすすめポイント
最大積載3.5tクラスながら燃費効率に優れ、物流・引越業におすすめ。

型式PB-XZU414
車両寸法長さ627cm 幅221cm 高さ300cm
荷台寸法長さ424cm 幅208cm 高さ187cm
最大積載量3,500kg
車両総重量7,115kg

いすゞ エルフ ダンプ ※注

いすゞ エルフ ダンプ

特徴
コンパクトなボディに高い積載力(3.75t)を備えた万能ダンプ。信頼のエルフシリーズ。

おすすめポイント
狭い現場でも使いやすく、コストパフォーマンスに優れた中型クラスの人気モデル。

型式KR-NPR72GN
車両寸法長さ509cm 幅218cm 高さ219cm
荷台寸法長さ330cm 幅201cm
最大積載量3,750kg
車両総重量7,955kg

※注:これらの車両は一般的には2t車とされていますが、積載量が4tあるため4t車と呼ぶ方もいます。中型車を4tと呼ぶ場合と、積載量で4tと呼ぶ場合があります。

4tトラックと2tトラックの違い

4tトラックは積載量・サイズともに2tトラックより大きく、運搬効率が高いのが特徴です。以下で要点を整理します。

①最大積載量・車両総重量・サイズ

項目 2tトラック 4tトラック
最大積載量 約2,000kg 約4,000kg
車両総重量 約4.5t 約8t
全長 約4.8m 約7.2m

②用途・運転のしやすさ

項目 2tトラック 4tトラック
主な用途 軽貨物配送・引越し 建築資材・中距離輸送
運転のしやすさ 普通免許で可・市街地向き 中型免許以上が必要・積載効率高い
車検・維持費 安価・軽量 高めだが耐久性良好

2tは小回りが利き市街地配送向き、4tは積載効率に優れ中距離・大型物流の中心的存在です。

4tトラックが選ばれる理由

4tトラックが多くの企業に選ばれる理由は、「運搬力」「汎用性」「経済性」のバランスにあります。2t車より多くの荷物を運べ、大型トラックよりも燃費・維持費が抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。さらに、ボディの種類(平ボディ・ウイング・冷凍車など)が豊富で、メーカーの部品供給も安定。年式が古い中古車でも修理や改造が容易です。購買層は中小運送会社や建設業者が中心。一方で大型は長距離輸送や大手物流企業が主な購入層で、4tクラスはその中間層に位置します。

4tトラックの新車・中古車価格・レンタカー料金

4tトラックは用途やボディ種類によって価格差が大きいのが特徴です。新車・中古・レンタルの相場をそれぞれ解説します。

新車価格

4tトラックの新車価格は、車両の種類やボディ構造、メーカー装備によって変動します。平ボディの標準サイズでおおむね600〜1,000万円が目安で、アルミウイングや冷凍・冷蔵など特装ボディは1,100万円超になる場合もあります。最新年式は先進安全装備やクリーンディーゼルで燃費・安全性が向上し、環境性能割などの税制メリットを受けられるケースもあります。

新車の主な利点は、保証・初期不具合の少なさ・仕様の自由度です。荷台サイズやボディの種類、エアサス、PTO、床材など業務要件に合わせて最適化でき、納車後の改造コストやダウンタイムを抑えられます。車検・整備計画も立てやすく、ライフサイクル全体での稼働安定性が高い点は事業者にとって大きな安心材料です。

中古車価格

中古の4tトラックは在庫が豊富で、価格は200〜600万円が中心帯です。相場は年式・走行距離・ボディ種類(平ボディ/ウイング/冷凍・冷蔵)や、荷台の仕様・装備で大きく変わります。低走行・高年式ほど価格は上がる一方、適切に整備された中距離走行車はコストと耐久性のバランスが良く、初期投資を抑えたい企業に人気です。

選定時は、フレーム腐食・荷台床の傷み・油漏れ・排気後処理装置の状態を重視し、直近の車検記録、点検簿、消耗品交換履歴を確認しましょう。いすゞ・日野・三菱ふそうなど主要メーカーは部品供給が安定し、修理リードタイムが読みやすいのも利点です。アルミボディは錆に強く、荷台載せ替え済み車や床板新品交換済み車両は実務適性が高い傾向です。

また、既設の架装や補助ブレーキ、バックカメラ、ドラレコなどの装備価値も評価ポイントです。用途に合うサイズ・積載量を満たしていれば、新車比で大幅な初期費用削減が可能で、短期回収や繁忙期の台数確保に有効です。導入後の稼働安定性を重視するなら、販売店の保証や納車前整備範囲も必ず比較検討しましょう。

レンタカー料金・相場

短期利用や繁忙期の台数補填にはレンタルが有効です。相場は平ボディ標準サイズで1日2万〜3万円が目安、ウイングや冷凍・冷蔵など特装ボディは2万5千〜4万円程度になることがあります。月額契約(リース型レンタル)では40万〜70万円前後が一般的で、期間が長いほど単価は下がる傾向です。

契約前に、保険・免責、距離超過料金、スタッドレス等の付帯費、メンテナンスや車検対応範囲、代車規定を確認しましょう。レンタルの利点は登録手続き不要・即稼働・車種/ボディ選択の柔軟性です。新規案件の試験運用や季節需要、車両入替のつなぎとしてコストを平準化でき、所有と組み合わせたミックス運用で稼働率の最適化が図れます。

トラックのことなら「シグマインターナショナル」

中古・新車・レンタルすべての4tトラックを扱う「シグマインターナショナル」では、豊富な在庫と全国対応のサポート体制を整えています。

まとめ

4tトラックは、積載力・サイズ・経済性のバランスに優れた中型トラックです。用途や免許条件を理解し、自社業務に最適な1台を選ぶことで、物流効率とコスト削減を両立できます。中古・新車・レンタルを比較し、事業の成長に合わせた柔軟な運用を検討しましょう。

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